明月記

2014-10-10

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京都大学総合博物館で開催されている「明月記と最新宇宙像展」に行ってきました。

百人一首で有名な藤原定家の書いた日記「明月記」にはとつぜんとても明るい星が出現したことが何回も克明に書かれていて、それは現代の天文学の研究にものすごく役立っているのだそうです。西洋にそのような記録は残っていなくて平安の日記文学に著してあるのが世界最古。明月記の文章とそれの解説と、明月記に書かれてる状況がどのように京都の空で見えていたのか、の再現画像もありました。

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どんなふうに星が見えていたのか、ってとても大事なことに思います。またそれをどういうふうに人々が受け止めていたのかも。現代の電灯つきまくりの夜空のもとでわたしたちは占星術をあーだこーだ言ってるけど、おおもとは天体観測から来ているわけなので。

ヨハネス・ケプラーは「天文学は賢い母で占星術はその愚かな娘だ」と言いましたが、あほ娘なりにかーちゃんを尊敬したいといつも思っています。

大昔の大河ドラマで藤原定家をやっていたのは、渡鬼で幸楽の従業員を演じていた岡本信人氏で、オタクっぽいイメージだった記憶があります。イメージって怖 いもので、歌道の巨匠とはいってもあまり関心を持たずに来てしまいました。これをきっかけにマジメに新古今和歌集とか読もうかな。

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満月の日に合わせて出かけたのです(しかも月食)なので博物館の後は有名な出町ふたばに並んで月見団子を。さすがにおいしい。

夜は北新地玉鬘でごはん。満月は美食という意味もありますwママの絶品トークと絶品お料理で締めくくりましたです。