まゆまろ

2012-10-13

121012_160309.jpg秋の京都に行ってきました。

まず最初のミッションは出町柳のセカンドハウス。 京都では有名なパスタとケーキのお店です。ここの系列店を友人がフランチャイズで経営していることを知り、おおもとのところの味が変わってないのかなってちょっと気になっていたので寄ってみました。ほぼ20数年ぶり。しかし時が止まったかのようなザ京都の学生街にあるお店、という感じは変わっていずパスタの茹で上げ加減も同じくで大満足してランチをいただきました。

そこからほど近いところに友人のあきちゃんのおうちがあって、AOWというパン屋さんをしてはるので、いろいろと購入。ぐだぐだとお話をしてから次の予定へ。

 

叡電の出町柳駅に行くべく出町橋を渡っていたら、向こうからどこかで見たことのあるゆるキャラが歩いてくる!しかも自力歩行だ!スタッフっぽいお姉さんが先導してはりましたがイベントをやってる様子もなくふつうの道をゆるキャラがしずしず歩いてくるのなんかはじめて見ました。ふつうの街角にふつうじゃないフォルムのものが居るのってかわいすぎるー。京都府のキャラ、、まゆまろです。

橋の上というのは異界との接点といわれていてモノノケと会うことも多いとか。しかもこのあたり出町柳は高野川と賀茂川の合流地点で「接点」というイメージも強まります。それに加えて夕方だったのでいわゆる逢魔が刻。異形のものと出会うべくして出会ったでしょうかw

121012_163312.jpgまゆまろと出会ったテンション冷めやらぬ状態で一乗寺の恵文社。今日はこれが目的だったのです「暮らしの手帖の言葉」展。

創設者の花森安治の大ファンで、この人の描いたイラストや装丁のフランスぽいムードやデフォルメのしかたが自分の好みの原点なんだなあと思っています。

 

戦前、大政翼賛会にいて「欲しがりません勝つまでは」というコピーを書いたのが有名な人でもありますが、戦後は一貫して反戦を訴え多数派の傲慢に警鐘を鳴らしていたのです。

今回は花森安治直筆の特集タイトルや、それのキャッチコピーやらも見ることができました。手書き文字での広告文ってやっぱ心に訴えかけてくるものがあります。骨太で直線的な字体と文章、パリのエスプリを感じさせるシンプルで繊細なイラスト、このコンビネーションがすごいです。

 

そういえばこの花森安治という人はさそり座の新月生まれ。さそり座は異界との接点を示すサインですからやはり今日のテーマはモノノケとの出会いだったのかもしれません。