相国寺

2012-07-07

120706_151042.jpg京都に行ってきました。

そろそろ祇園祭なんですけど、まだ山鉾が道に出ているわけではないので今日は四条あたりには行っていません。気分は保元の乱の史跡探訪だったんです(旧暦7月)

 

しかしあまりの蒸し暑さに予定変更に次ぐ予定変更。

 

まずは相国寺。 伊藤若冲展があったので先にそちらを見ました。シュールというか幻想的というか、ふしぎな魅力のある絵です。動物の絵がかわいい。

相国寺というのは金閣寺銀閣寺が山外塔頭ということでよっぽど儲かっているのか美術館はめちゃくちゃキレイで設備も行き届いておりました。

が、今日のいちばんの目的は藤原頼長のお墓にお参りすることだったんですが、境内が広すぎて墓地が探せず閉門時間になってしまいました。うーんまあそれにも何かの意味があるのでしょう。新暦換算した命日の近辺にもう1度お参りに行きたいと思います。

120706_155638.jpg烏丸今出川から西へ歩いて白峯神宮。ここは崇徳上皇がお祀りされています。すぐご近所に晴明神社もあるのですけど、ここはもう最近は商業ベースに乗りすぎていて怪しさすらもありません。で、パス。白峯神宮のほうがよほど呪術的です。

いわゆる現世利益だの願望実現だのというエゴの匂いがせず、もっと大きなものに対して平らかにやすらかにということに、知恵を使うといいましょうか。

わたしはミョーにここが好きで今までに何回もお参りしています。元々百人一首の「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の割れても末にあわんとぞ思ふ」が大好きだったということもあります。世間では崇徳院のことよりもサッカーの守り神としてのほうが有名ですかね。

とりえあずここまで来たところで雨が本降りになってきて保元の乱探訪は強制終了になり出町柳の友人宅へ向かいました。頼長墓リベンジのときには白河北殿跡地や熊野神社あたりを訪ねてみたいと思います。