浄瑠璃寺

2012-03-28

浄瑠璃寺に行ってきました。春分と秋分のあたりに吉祥天さまのご開帳があるのです。

わたしは芸名のご縁で、わりとひんぱんに来るようにしていたのですがここ4?5年は忙しくてご無沙汰だった。

 

b0183808_20291485.jpg朝はそこそこ晴れていたのに近鉄に乗って奈良に入ると雨。ひえー傘持ってないよお。しかも木津の山の方は奈良市内以上に黒雲に覆われている。

 

なんだかんだで今までいろんなところにお参りに行っていますが、ほぼ雨に遭ったことがありません。運というより本当に必要なときに必要なところにしか行かないので、そこそこ恵まれるんじゃないかなと思っていました。

 

今日のために引いたタロットカードは星のリバースでした。このカードにはシリウスが描かれています。それに導かれる女性の姿は、古代エジプトでシリウスが上がってくる時期にナイル川の豊かさを受け取り、またその豊かさの裏返しとしての洪水をも受け止めなければならないことを表しています。

 

しかし雨は降り止まず、バスで浄瑠璃寺についたときには雷も鳴っていました。こんな雷鳴、久しぶりに聞いたでというくらいの大きなカミナリ。これは浄化の雨なんだろうなあとしみじみ思いました。大きなパラダイムシフトを感じずにはいられない。

 

ここはアメリカのこわいスピ系のおばちゃんたちがよく来ていて、彼女たちの感じるクールで浄化された空気があるそうなんです。レイラインというか水のラインというか、若狭の国、小浜は鵜の瀬からまっすぐ線を引き下ろすと貴船を通り比叡山を通り、伏見稲荷を通りここ浄瑠璃寺を通って東大寺。そして吉野に天河、玉置まで。鵜の瀬からお水送りされた水が東大寺のお水取りになるわけです。浄瑠璃寺にはお水がらみの神様はいらっしゃいませんが、大きな水の流れの通り道ではあるはずなので、カミナリの火と雨の水とで手荒いwelcomeをいただいたような気になりました。

 

120328_140240.jpg池の東側、三重塔から本堂を見る。西側にある本堂は西方浄土をあらわし、お彼岸の中日にはこの本堂の中心へ向けて太陽が沈むそうです。