サンライズサービス

2011-12-10

468236757.jpg伊勢に行ってきました。 今年3回目です。ご縁ができるときというのはこういうものかもしれません。今回はタロット部の合宿です。

 

往路の待ち合わせはけっこうな雨の中。二見ヶ浦の夫婦岩からご来光を拝むというのがメインテーマだったので少し不安になりましたが女子4人でトークしながらだと楽しく車中の時間は過ぎて行きました。しかーし、ここでわたしのインカローズのブレスが切れてしまいます。いわゆるパワーストーンのブレスというのは、その環でエネルギーバランスがあってそれはそれは微妙で繊細なチューニングでひとつの世界を構築しているわけですが、何かしら持ち主に変化があったとき同じ律でいられなくなり切れてしまうのです。

わたしの場合は何かが起こってブレスが切れたということはあまりなく、何かしらのできごとの前に切れてしまうことばかりです。すでに自分の中では変容のための準備が整っていることを改めて知らされるといいましょうか。それはやはり日々ホロスコープを読んだりタロットカードを読んだりしていることのごほうびなのですね。そして正しい大阪のおばちゃんですのでジャラジャラとたくさんブレスを着けているものですから、どのブレスが飛んだかによってそこからも意味を探れます。

今回はインカローズ。高かったのにwよく恋愛の石とか言われてますけどいわゆる生命エネルギーというか情熱や創造性みたいなものに直結しているのですね。そのあたりのバランスが変わろうとしているんだと。ブレスが飛んだときは高かったのに(何度も言いたいw)という思いでいっぱいでなかなか解釈できませんでしたがこれが後になってちゃんと答えにつながってきます。

 

お昼には伊勢に着きもうひとりピックアップしてランチそしていざ外宮へ。雨はやみません。しかし雨にけむる神社の森というのもなんと荘厳なことでしょうか。秋に行ったときの清浄なイメージだけではなく、今回は人智を越えたミステリアスなムードのほうを強く感じました。友人のひとりが砂利道を車椅子を使っていたのですが、これがまたハイテクで。ジョイスティックでかなり軽快にコントロールできるようでした。とても伝統的な場所で、人類の進化を感じさせる機械を利用できるというのは自分の中のやぎ座成分とみずがめ座成分を満足させます。このふたつのサインは相反する意味を持っていますが、ルーラーが土星という共通項もありますね。保守と革新、伝統と前衛。しかし目指すものは個人としてバラケてしまわずに、全体で向上したいという意思。わたしはアセンダントがやぎ座で、月と土星がみずがめ座なので非常に土星に支配されたホロスコープを持っているわりには自覚を持つづらい感受点やハウスにに偏っているので、土星意識の統合が難しかったように思います。しかし神社の参道でぶんぶん走る車椅子は統合とか、センタリングとかいう言葉を思い出させました。

 

内宮に行って小ぶりになりました。さっきまで雨が降ってたのに五十鈴川は濁っていません。ここでいつもブレスを洗って浄化しますが、とにかく一瞬でキレイになるのですね。キラキラがはんぱない。ここで本日のミッション終了。二見ヶ浦のホテルに宿泊しました。ご来光を拝まなければいかないのでわりと早めに就寝。

 

つぎの朝は、めちゃくちゃがんばって早起きしたらなんとなく外が明るいのでこれはご来光が見られるかしらとわくわく。しかし寒い。夫婦岩のとても近くまでクルマに乗せてもらって行ったけど寒い、風が強い、波が荒い。いかにも冬の海といった感じで大きな音を立てて波が来ます。通路にもかなりの水しぶきでビビりながら進む。夫婦岩の間から日が昇るのは夏至の前後だけらしいので少し違うビューポイントで待機しました。オフシーズンなせいか、そんなにたくさんの人もいなくて気楽でよかったです。

 

アップしている写真がそのサンライズのときのものですが、なんというかシンプルに感動しますね。ホントに太陽が出てきたら寒さがやわらぐのです。ひえーありがたいよーと素直に思います。そして広がる朝焼けをこれまたシンプルに拝みたくなる。五体投地とかやってみたくなった。タロットカードのレクチャーのとき「太陽という星は地球上のすべての生物の生命の根源で・・」とか言ってるけどそれを生まれてはじめて実体験しました。

 

なんかこうその感動を形で表したいという衝動がすごくあったのですが何をやっていいのかわからない。お酒飲んだりややこしいクスリをやったりとかでもよかったのかもしれません(アカンけど)これまた占星術的には太陽衝動ってヤツでしょうか。ずっとなんだろうなんだろうって考えててうちに帰ってからスーリヤ・ナマスカーラだったと気づきました。ヨガの太陽礼拝のポーズです。今度行く機会があったらきっと浜辺でやってみたいと思います。で、結局なんのフォーマットで表せばいいのか思いつかずとっさに思い出したのが鳩山幸の「太陽を食べる」っていうもの。生まれたての太陽のエネルギーを自分に取り入れるっていうのをやってみました。しかし鳩山幸しか思い出せないのかと思うとかなり恥ずかしいw

 

ご来光を拝んだ後は、猿田彦神社と月読宮に行きました。ここ2社は、わりと古い感じの神社です。伊勢神宮はすごいっちゃすごいのですが、すごすぎてあまりリアルではない。しかしここはふつーにエナジースポット的に充電できた感じがします。

 

お参りのあとは三重県にさよならして甲賀流忍術屋敷へ行ってきました。小学生時代に行ったことある記憶。思い切り観光気分で顔出し写真撮ったり忍者コスプレしたり。友人もノリノリでした。しかしこのあたりでにわかに雲行きが怪しくなりヒョウが降ってきた。あやしい天気のまま大阪へ向かっていると空には彩雲が出て。これはもう「神様が約束を聞き届けてくれた」ってことですよね。

 

そのまま高速を走っているともう夕暮れ時です。きれいな夕焼け空。西へクルマを走らせているのでサンセットの瞬間まできっちりみんなで見ました。サンライズーサンセットをきっちり1日で見たことなんかなかったのでこれまた感動です。そしてそしてその後少し渋滞に巻き込まれたので時間が遅くなりました。そうしたら、走行方向前方に宵の明星がばっちり見え。もう少し後には満月前夜の大きなお月様まで。毎日毎日ホロスコープをたくさん見ていても、こんなにリアルな空を見ることはなかなない。いっしょに行った友人たちはみんな占星術を知っているので感動の共有も大きかったです。

 

そしてうちに帰っていちばんにきっちり調べたかったのが太陽の度数とそのサビアンシンボル。こんなにご来光に感動するなんて思ってなくて事前に確認してなかったのです。太陽はいて座17度「日の出の礼拝(サンライズサービス)が多くの人を集める」というできすぎたものでした。日の出ですのでその瞬間のホロスコープを作ったときにはアセンダントも同じ度数になります。

 

いて座17度は集団を盛り上げることで個人の創造性や情熱を刺激するという度数です。今までの枠を壊して解放することがテーマ。いて座のこの度数域は、いて座の影の部分であるふたご座成分が侵入してきてそのエネルギーでより強くなろうとするというエリアですが、それはいて座の理念をふたご座的ベタな手法に落としこむということ。ベタベタなことをみんなでやりつつそれで盛り上がる。そこで自分の中に熱いものを再発見する。たくさんひとがいればたくさん熱くなるということを再認識する。

 

タロットカードを描くというグランディングのスタイル、それをみんなでやりましょうというフォーマット。そこでもう1度ヤル気がわいてくる。ホロスコープを読んでみてインカローズのブレスが飛んだ意味も見えてきました。